金封の書き方は、どう書いたらいいのでしょうか。
お寺にお布施をされる場合は、上に「御布施」か「御仏前」、下には遺族の代表の名前を書きます。
法事に呼ばれて、ご親戚やお知り合いの方へ差し上げる場合は、「御仏前」と書きます。浄土真宗では「御霊前」は使いません。
お葬式の場合は、「御香資」「御香料」「御香典」がいいでしょう。昔は、お香をお供えするのが一般的だったため、このようになったといわれています。
位牌は、どうしたらいいでしょうか。
四十九日をめどに、過去帳に書き写したら処分してください。お寺に持ってこられてもいいです。
位牌とは、そもそも中国の位や名前を木の札に書いて神霊に供えるという仏教と関係のないしきたり(儒教)が日本に伝わったものです。ですから、位牌を過去帳に書き移したら、処分しましょう。
法事の日が命日より後になってもいいのですか?
後になってもかまいません。仏事のご縁に合われる方々の都合がいい日に変更されてもかまいません。法事のご縁にあっていただくことが、一番大切です。
お仏壇を買ったのですが、どうしたらいいでしょうか?
まず、中の御本尊(仏さま)を京都の御本山(西本願寺)からお迎えしましょう。
お仏壇の大きさを寺に知らせていただき、大きさにあった御本尊(仏さま)をお迎えします。
その後、入仏式を行います。寺と日時・場所(寺か自宅)を相談して決めます。
入仏式とは、御本尊(仏さま)をお迎えする慶びのご法要です。
決して「魂入れ」「魂抜き」ということで行うことではありません。
仏壇はどのようにお飾りしたらよいのでしょうか。
お仏壇は、お浄土を表わしたものです。浄土の仏さまである阿弥陀如来を安置するところですので、
お札や他宗の仏像は入れません。位牌は、過去帳に写し、過去帳は右隅に安置しましょう。
毎朝、お仏飯をお供えして、お参りをしたらお下げして、家族でいただきましょう。
命日や年忌ではありませんが、ご法話を聞きたいのですが?
乗船寺では、水曜日以外、毎日お勤め(9時30分〜)がありますので、どうぞ本堂へお越しいただき、お聴聞してください。
また、年に数回勤めるご法要にも県内外から先生をお招きしておりますので、どうぞお聴聞してください。
「法名」は、いついただくものですか?(他宗派の場合は、戒名といいます)
本来は生前に本山(京都)で帰敬式(ききょうしき)を受けていただきます。
しかし、帰敬式(ききょうしき)を受けずに亡くなられた場合にかぎり、住職がお付けします。
大きなご法要(本堂落成、住職継承など)の時に、別院などで受けられる場合もあります。
年忌法要の数え方を教えてください。
年忌法要は、亡くなって1年後に勤めるのが一周忌、2年後が三回忌、その後七回忌、十三回忌、十七回忌、二十五回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌 以降50年毎に年忌法要を勤めます。(地域によっては、二十三回忌、二十七回忌を勤めるところもあります。)
数え方は、三回忌以降「A回忌は亡くなって(A-1)年後」と覚えておきましょう。
乗船寺から、毎年、年末に配るカレンダーの裏にも年回表が載せてあります。
また、寺の受付にも置いてあります。
お墓を建てたいのですが、どうしたらいいのでしょうか。
建てる前に、寺へご相談ください。
浄土真宗のお墓を建てるときは、次のことに注意しましょう。
・石碑の正面には「南無阿弥陀仏」のお名号を刻みましょう
・名を記す石板は、「霊標」とせず「法名碑」としましょう
・観音像、地蔵像、宝塔などは建てない
建てた後、建碑式(けんぴしき)というご法要がありますので、寺と相談の上、日時を決めてお勤めします。決して「魂入れ」や「性根入れ」ということで行うことはありません。